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ベトナムを公式訪問中のバラク・オバマ米大統領が23日20時頃、ハノイ市の「ブンチャー(Bun cha、ベトナム風つけ麺)」専門店を訪れ、ベトナムのストリートフードに舌鼓を打った。オバマ大統領の夕食には、米国人シェフのアンソニー・ボーディン氏が同席した。
オバマ大統領が訪れた店は、同市ハイバーチュン区レバンフウ通り24番地(24 Le Van Huu St., Hai Ba Trung Dist., Ha Noi)にある「フオンリエン(Huong Lien)」。創業20年のローカル店だ。同店のブンチャー1人前の価格は4万VND(約198円)。オバマ大統領は、ビール2本とブンチャー2人前、揚げ春巻き2種類を平らげたほか、4人前をテイクアウトしたという。
同店の周辺にはオバマ大統領の来訪を聞きつけた数百人の市民が集まり、多数の護衛官が警備にあたった。到着した大統領は笑顔で市民らに手を降り、店内へ入って行った。約1時間後、食事を終えた大統領は店を出て、約5分間にわたり市民との握手や写真撮影に応じ、専用車へと乗り込んだ。
店主の女性は、「数日前に米国の団体が店を訪れ、彼らから『テレビで放送するので料理と店を撮影したい』という申し出を受けました。ただ撮影するだけだと思っていたのですが、23日午後になってオバマ大統領が来店すると聞いて、本当に驚きました」と語った。
ブンチャーは、揚げ春巻きや炭火で焼いた豚バラ肉の薄切り、つくねを甘酸っぱいタレに入れ、米の細麺ブンと一緒に食べるハノイ市の名物料理。2014年には「ナショナルジオグラフィック(National Geographic)」のウェブサイトで発表された「世界のストリートフード10選」にも選ばれている。
ブンチャーについては、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「フォーだけじゃない!米麺5選~ベトナム各地で麺も色々~」を参照。