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ベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」の電源に漏電トラブルが発生し、3月3日から復旧工事を実施する。6日16時に溶接作業を完了し、9日午前6時にケーブル敷設作業を終えて、インターネットアクセスが完全復旧する見通しだ。
責任者によると、溶接作業中に同ケーブルの通信量が減少し、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出るという。ただし、各通信事業者は陸上の迂回ルートの通信量を拡張するなどの対策をとっているため、影響は限定的と見られている。
AAGは、東南アジアから太平洋を横断して米国西海岸に至る全長約2万kmの海底ケーブルで、ベトナムから海外へのインターネットアクセスにおいて通信量の60%を占める最大のルートとなっている。
しかし、2009年に運用が開始されて以来、切断事故が相次いで発生している。各通信事業者は、同ケーブルへの依存度を軽減するため、新たな光海底ケーブルの敷設を進めている。