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メコンデルタ地方ロンアン省のランセン(Lang Sen)湿地保護区がこのほど、ラムサール条約湿地に認定された。これにより、ランセン湿地保護区は、世界で2227か所目、ベトナム国内で7か所目のラムサール条約湿地となった。
ランセン湿地保護区は、同省タンフン(Tan Hung)郡のビンロイ(Vinh Loi)村・ビンダイ(Vinh Dai)村・ビンチャウA(Vinh Chau A)村にまたがる面積4802haの湿地帯。現在、オオヅルやインドトキコウ、シロスキハシコウなどの希少種24種を含む動物149種と植物156種が生息している。
なお、ベトナム国内でこれまでに認定されたラムサール条約湿地は、◇紅河デルタ地方ナムディン省のスアントゥイ地区、◇東南部地方ドンナイ省のバウサウ地区、◇東北部地方バクカン省のバーベー湖、◇メコンデルタ地方ドンタップ省タムノン郡のチャムチム国立公園、◇メコンデルタ地方カマウ省のカマウ岬国立公園、◇東南部地方バリア・ブンタウ省のコンダオ国立公園の6か所。
ラムサール条約は、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地や湿地に生息する動植物の保護を目的として、1971年2月2日に制定され、1975年12月21日に発効した。ベトナムは1989年に締約国に加盟している。