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ホーチミン市交通運輸局は22日、同市で新設した道路や運河沿いの街路樹としてココナツ(ヤシの木)を植えるようベトナムココナツ協会が提案したことについて、不適切だとしてこれを却下した。
却下の理由として、◇ヤシの実と葉が落ちると事故を引き起こしかねないこと、◇日陰を作るという街路樹本来の要件をヤシが満たしていないこと、◇ヤシ(水生ヤシを除く)が浸水に弱いこと、などが挙げられている。
同市当局は、2013年に街路樹として植えることを禁止する樹木のリストを公布しており、その中にヤシと各種果樹、ゴムの木などが含まれている。ただし、ヤシの茂る葉は南部の特徴を示す景観を生み出すことから、道路になっていない運河沿いの用地であれば、ヤシを植えることが認められている。