ホーチミン市タンソンニャット国際空港に、国内の国際空港で初めて分別用のごみ箱が設置された。このごみ箱は、ペットボトル、燃えるごみ、びん・缶の3分別用となっており、同空港内の各所に10個が置かれている。
同空港は、環境保護に対する意識向上を目的としたごみの分別収集活動を通じて、「小さなアクションが大きな意味を持つ」というメッセージを空港の職員や利用客に伝えたいとしている。また、ベトナムを訪れる外国人観光客のイメージアップにも繋がるものと期待されている。
これに先立ち、政府は4月、廃棄物の管理について定めた政令第38号/2015/ND-CP(6月15日施行)を公布し、ごみの分別収集が義務付けられることになった。また、2014年11月にはホーチミン市の5つの区で分別収集が試行されるなど、環境保護に向けた動きがベトナムでも広まりつつある。