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学校が夏休みに入り、若者たちが友達同士で誘い合って遊びに行く姿がよく見られるようになった。長い夏休みを楽しく過ごすために、新しい娯楽スポットの探求に余念がない若者たちだが、最近、そんな彼らの間で、リアル脱出ゲーム「Escape Room」がにわかに注目を集めている。
「Escape Room」とは、日本のゲーム会社が2007年に完成させたリアル脱出ゲームで、もともとはコンピューターゲームとして存在していた脱出ゲームを現実の世界に再現したもの。マレーシアに2013年に上陸し、ベトナムでは2014年に初めてオープンしたという。
ゲームの内容は、閉ざされた部屋の中にちりばめられた数々の手がかりを駆使して謎を解き、施錠された部屋から脱出するという、いたってシンプルなもの。4~8人のグループで部屋に入り、制限時間60分以内に脱出しなければゲームオーバーとなる。
ベトナム初のリアル脱出ゲームの展開を開始した「Lockes」の代表者トゥアン・アインさんは起業に先立ち、リアル脱出ゲームを研究すべく、各国に赴き、2014年10月に「Lockes」をオープンした。音響や緊急警報システム、非常電気設備、自動ドアシステム向けの投資額は数十億VND、一つのアトラクションの自動ドアシステムを完成させるだけで、6億VND(約340万円)余りかかったという。初期投資は高額だったが、口コミなどで次第に人気が出て、今では1日の売上が700万~800万VND(約3万9500~4万5200円)にのぼっているという。