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南中部沿岸地方フーイエン省ソンホア郡スオイバック村で、交通事故の被害者を加害車両の運転手側が勝手に埋葬していたことが、被害者遺族のマスコミへの訴えにより明らかになった。警察は遺族へ通知もせず、加害者側に埋葬を許可していた。
交通事故は、4月6日午前6時ごろ、同村の国道25号線で起きた。被害者は、同郡クンソン町在住のフイン・スアン・ディエンさん(男性・35歳)。ディエンさんは道を歩いている途中で走行中のトラックの下敷きになり、病院に救急搬送され集中治療を受けたが、同日23時ごろに死亡が確認されたという。
事故発生後、同郡警察がディエンさんの自宅を訪れ、ディエンさんについて事情聴取を行ったが、事故に遭ったことには一切触れず、事情聴取の理由も話さなかったという。翌日になってようやく警察から遺族にディエンさんの死亡が伝えられ、遺族が慌てて警察署に足を運んで状況を尋ねたところ、「既に埋葬した」という答えが返ってきた。
ディエンさんの自宅は同郡警察署からも近く、警察は前日に理由の不明な事情聴取で自宅を訪れていたにも関わらず、遺族への通知もなく加害者側に遺体の埋葬を認めたことを不審に思ったディエンさんの遺族は、遺体を発掘し、法医鑑定を行うよう求めている。