(C)Dan tri、保存対象の階段 |
ホーチミン市人民委員会のフア・ゴック・トゥアン副主席は21日、1区グエンフエ通りのサイゴンタックストレードセンター(Thuong Xa TAX)の建て替えで問題になっていた文化遺産の保存についての方針を発表した。
それによると、市人民委は建築計画局に対し、文化スポーツ観光局、市開発研究所、市建築家協会、サイゴン商業総公社(サトラ、Satra)と共に設計コンサルティング業者と協議して、建て替える建物の設計に生かせる案を検討するよう指示した。
保存するのは、建物内部では主にロビーにあるもので、2階に上がる階段、階段の銅製の装飾手すり、モザイクタイル、銅製の雄鶏と地球など。建物外部では、「Thuong Xa TAX」の看板や歩道に沿った日除け庇など。
保存する方法について市人民委は、保存すべき文化遺産を新しい建物の適切な場所に配置するよう要請。壊れている部分は修復するよう求めている。また、新建物のファサードについては、建設当時(1924年)の建築様式を模倣するよう求めている。