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ホーチミン市1区グエンフエ通りのサイゴンタックストレードセンター(Thuong Xa TAX)の建て替えが報道されてから、国会議員や知識人らから一部保存を要望する声が上がっている。これを受けて市人民委員会は21日、この問題について話し合う会議を開催した。
しかし、具体的に何を保存するのかや保存方法、新築する施設の設計を変更するのかなど、まだ何も決まっていない。建築家のグエン・バン・タット氏は「保存に関する情報は非常にあいまいで、具体案はまだ何もない。具体化するには今後多くの会議を開く必要があるだろう」と話した。
トレードセンターの建て替えは市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の市民劇場駅の建設に伴うもの。承認済みの計画によると、現在の建物は取り壊され、40階建ての高層ビルに生まれ変わる。
この問題を巡っては、10月に在ホーチミン市フィンランド名誉領事館が市人民委員会と文化スポーツ観光省に対し、一部保存を提案する文書を提出。文化スポーツ観光省が市人民委員会に、具体的な方策を検討するよう指示している。