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ベトナム軍隊通信グループ(Viettel Group=ベトテル)は、自社システムを全面的に検査した結果、南中部沿岸地方フーイエン省で偽造プリペイドカードが流通していることを確認した。
同省トゥイホア市に住むレ・バン・トゥンさん(男性)によると、トゥンさんの家族が同市内の通信機器販売店でベトテルの10万VND(約490円)のプリペイドカード6枚を購入して携帯電話にチャージしようとしたところ、「カード番号が無効、もしくは使用済み」というメッセージが表示された。そこで購入したカードが精巧に偽造されたものであることに気付いたという。
ベトテルは偽造カードの疑いがあるとの報告を受けた直後、自社システムを全面的に検査し、同省で流通していたカードが確かに偽造品であることを認めた。回収した現物から、◇製造番号に「53835805546」や「53835832354」が多く使われている、◇表面に防水加工や透かし加工が施されておらず、図柄の位置や色彩が本物と異なる、などの特徴があることがわかった。
同社は今回の偽造事件の全容を究明し犯人を特定すべく、各管轄官庁と協力して捜査を進めている。