(C)VnExpress,Quy Doan、ズオン・トゥ・チョン被告 写真の拡大 |
ハノイ市人民裁判所は8日、2013年12月に死刑判決を受けたベトナム航海総公社(Vinalines:ビナラインズ)のズオン・チー・ズン前会長の国外逃亡を幇助(ほうじょ)した罪で、ズン前会長の実弟で紅河デルタ地方ハイフォン市警察元副署長のズオン・トゥ・チョン被告に禁固18年の判決を言い渡した。犯行に協力した他の6人の被告には禁固5~13年の判決を下した。
裁判所は、チョン被告が2012年5月17日にズン前会長に頼まれて、その日のうちにカンボジアへの逃亡を部下らに指示したと認定した。ズン前会長はシンガポールを経由して米国への逃亡を画策したが果たせず、同年9月にカンボジアで逮捕された。
ズン前会長が逮捕状の発行直前に逃亡した経緯について、裁判所は、各被告や証人などの証言からチョン被告が警察の秘密情報をズン前会長に伝えた疑いがあるとして起訴することを決め、ハノイ市人民検察院に捜査するよう要請した。
裁判の過程で発覚した犯罪容疑に対して裁判所が起訴の決定をすることは特別なケースではなく、刑事訴訟法で規定されている。