(C)VnExpress,Pham Duc Viet |
農業農村開発省水利総局は6日、2008~2012年の5年間に発生した台風や洪水などによる自然災害の被害状況を発表した。それによると、死者及び行方不明者は1868人で、2003~2007年の5年間に比べ162人減少した。負傷者は約3000人(600人減少)、損害額は約74兆ドン(約3540億円)。8日付VNエクスプレスが報じた。
水利総局のグエン・スアン・ジエウ副局長は、漁業従事者の死亡者数はこの5年間で大幅に減少したと胸を張った。しかし、捜索・救難国家委員会のファム・ホアイ・ザン事務局長は、安全性が確保されていない漁船の使用、救命胴衣の非装備、爆薬を使用する漁法、救難情報の不正確さなど、船舶管理業務にまだ多くの課題があると指摘する。
ザン氏は「受信した319件の救難信号のうち119件がいたずらだった。グループで活動する漁船はまだ少なく、安全装備も不十分だ」と述べた。
中央気象予報台は、今年は夏の訪れが早く台風や熱帯低気圧の発生も早まると予想、発生が予想される11~13個の台風などのうち半数がベトナム本土に影響するとみている。また、今年は平年より暑い夏になり、中部で8~11月に雨が集中的に降る可能性があるとしている。