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ハノイ市のチュックバック湖地区ナムチャン通り37番地に、ドイモイ政策(刷新政策)が始まる以前のバオカップ制度(配給制度)時代の雰囲気を再現したレストランがオープンした。15日付VNエクスプレスが報じた。
1986年にドイモイ政策が開始される以前、ベトナムはバオカップ制度が敷かれており、国民の食糧や生活物資は配給という形で行われていた。ベトナム戦争が終結し、国民は銃声に怯える生活から抜け出すことが出来たが、配給制の社会で困窮の暮らしを強いられるようになった。
レストランをオープンしたのはファム・クアン・ミンさん(50歳)。店内には彼が長年収集してきた配給制時代の品物が所狭しと並べられ、メニューも当時のものを再現している。ミンさんは、「現代の若者たちに配給制時代の苦しい生活を少しでも知ってもらいたい」とコメントした。