ホーチミン市交通工事建設管理委員会は8日、同市の1区と2区とを結ぶサイゴン川トンネル(通称トゥーティエムトンネル)の一部で水漏れが発生している件について、コンサルティング業者の調査結果を報告した。8日付ベトナムプラスが報じた。
それによると、水漏れの程度は深刻なものではなく、設計上許容範囲のものだという。水漏れの修繕工事は、トンネルの定期メンテナンスを行っている大林組とOC検査コンサルタント社が行い、8月末までに完了する予定。
なお、昨年11月に開通した同トンネルは日本のODA案件として建設された川底トンネルで、全長1.5キロメートル。地上で建設した箱型構造物(函体)をサイゴン川(深さ約26メートル)に沈める沈埋工法で建設された。