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南中部クアンナム省ティエンフオック郡ティエンチャウ村には、「ボンボン(英語名ランサット)」と呼ばれる熱帯果樹で有名なボンザウ集落があるが、この集落は独身男性が多いことでも知られている。23日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
同集落には28世帯、約150人が暮らしている。しかし結婚年齢に達した男性のほとんどが独身だ。数少ない既婚男性の妻フオンさん(32歳)は「周辺の集落に比べても、ここの男性は標準以上よ。なのにどうしてこんなに独身男性が多いのか理解できないわ」と話す。
独身の理由は、親孝行を尽くすため、貧しすぎるため、結婚で生じる面倒を恐れているためなど人それぞれだ。生理的に問題があるわけではないという。
ただ、ここの独身男性達には、若い頃に各地に出稼ぎに行ったが結局舞い戻ってきたという人が多い。畑仕事や砂利の採取で得られる収入は、自分と両親の生活を支えるのがやっとというのが実情で、社会の発展から取り残されているようだ。