ロシアの大手旅行会社であるランタ・トゥル・ボヤージュが経営破綻に陥り、事業停止したことにより、同社のベトナムツアーを購入したロシア人観光客に影響が出ている。1日付VNエクスプレスが報じた。
東南部ビントゥアン省では、ムイネーなどのリゾートを訪問していた120人が現地で足止めを食らったという。同社のツアーでベトナムを訪問したロシア人観光客は合わせて309人おり、この内、在ホーチミンロシア総領事館の協力により、64人が帰国。61人は他社のツアーに参加しベトナム滞在を続けているが、残りの184人は現在も身動きが取れない状態だという。
同社は現在、ムイネーにある各リゾートに対して、総額約100億ドン(約3600万円)の債務を抱えている。また、加入している保険会社の保険金全額を合わせても被害者への補償額には足りないという。