ホーチミン市保健局は7月から遠隔医療推進プロジェクトを開始する予定。30日付VNエクスプレスが報じた。
このプロジェクトは、同市の主要病院と遠隔地の病院をインターネットで接続することで、双方の医師が共同で診断し、治療法について意見を出し合うことが可能となる。患者側のメリットとしては、わざわざ何時間もバスや車に揺られて、ホーチミン市まで来ずとも、主要病院の専門医の診察を受けられるため時間と移動費の節約に繋がる。
さらに、同プロジェクトは生死が危ぶまれる救急患者に対して、適切な応急処置と治療を施すことも目的としている。
同プロジェクトには特定機能病院として、ホーチミン市の▽トゥーズー病院、▽整形外傷病院、▽第一小児病院――の3病院。地域中核病院としては、▽ホーチミン市クチ郡、▽中部高原地方ザライ省、▽メコンデルタ地方ベンチェ省、▽同アンザン省、▽同キエンザン省――の5つの総合病院が参加する。