シンガポールと中国雲南省の省都昆明を結ぶシンガポール~昆明間鉄道敷設計画は、資金不足により予定されていた2015年の完成が困難な状況になっている。20日付カフェエフが報じた。
ASEANが1995年に提案したこの計画は、シンガポールと昆明間の5000キロメートル余りを鉄道で結ぼうというもの。ASEAN側は年内にも中国と特別会議を開いて、この計画に対する中国の資金援助と技術支援を取り付けたい考えだ。
ASEANのある高官はインタビューで、完成は2020年までずれ込む可能性があると述べている。ベトナムは国内の鉄道について2018年の完成を見込んでいるが、ミャンマーでは完成が2030年以降になるもようだ。
アジア開発銀行(ADB)は、長期の資金支援は難しいとした上で、同地域の鉄道網整備に何らかの支援を行いたいとしている。