ドイツの教育・研究省が支援している米生産に関する国際研究プロジェクト「レガト・プロジェクト」が14日、マレーシアで始まった。同プロジェクトには、ドイツ、マレーシア、フィリピン、イギリス、ブルガリア、スペインなどから21の研究所が参加している。16日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
同プロジェクトは土地利用と生態系デザインを研究することで、世界的な自然環境の変化及び気候変動による被害から、水稲農地を守ることを目的としている。さらに諸々のリスク防止策を講ずることで、米生産の持続的な成長を目指す。
また、同プロジェクトの一環として、マレーシア、ベトナム及びフィリピンの3か国における農業の生態系に対する影響と依存度を調査測定し、生態系を最大限に活用しながらも自然環境と調和が取れた米生産体制を探る方針。