ホーチミン市の2区と9区を結ぶハノイ通りのラックチエック橋が、新しい橋への架け替え工事のため19日から通行止めになる。この橋をはさむ形で並行して架かる2本の支橋が昨年12月25日に開通しており、工事期間中は支橋のみを利用することになるが、幅が狭いため通過できる車両が制限される。18日付VNエクスプレスが報じた。
ラックチエック橋は1975年以前に建設された。ホーチミン市の北東部と市中心部を結ぶ重要な橋の一つだが老朽化が激しく、架け替え工事の着工が旧正月(テト)前に予定されていた。しかし一度通行止めにしたところ長い渋滞が生じたため、着工がテト後に延期されていた。
架け替えられる新ラックチエック橋は全長735メートル(うち橋本体は295メートル、2区側のアプローチ道路は225メートル、9区側のアプローチ道路は215メートル)、幅26.5メートル(6車線)。2本の支橋の幅はそれぞれ9.8メートル(2車線)で、全体が完成すれば10車線の橋となる。総工費は約1兆ドン(約40億円)で、2013年に完成の予定だ。