在越米国大使館は3日、南中部カインホア省ニャチャン市の第87軍医病院に安全輸血センターを設置するための財政支援を行ったと発表した。同センターでは同省と周辺地域の軍人や住民を対象として、安全な血液製剤を供給するとともにHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染の検査や相談業務などを行う。これは「米国大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)」によって実施される。
米政府はベトナムに対し、2004年からPEPFARを通じて合計4億米ドル(約370億円)を支援しており、これまでにベトナムの5カ所の軍関連病院に安全輸血センターを設置している。