アジア開発銀行(ADB)とオーストラリア政府は、ベトナムのメコンデルタ地方での気候変動影響評価プロジェクトに総額130万米ドル(約1億2000万円)を支援する。
このプロジェクトは、同地方で将来起こりうる気候変動によるさまざまな影響を評価してシナリオを作成し、具体的な地域や産業の対処策を策定することが目的。詳細分析のモデル地域としてキエンザン省とカマウ省を、モデル産業としてエネルギー、交通、農業を選定して試験的に行動計画を策定し、次の段階としてその他の地域や産業に敷延する。
このプロジェクトの総経費は163万米ドル(約1億5000万円)で、豪政府が80万米ドル(約7300万円)、ADBが50万米ドル(約4500万円)を支援し、ベトナム政府が33万米ドル(約3000万円)を拠出する。資源環境省が今年1月から2011年4月まで実施する。