ベトナム航空局はこのほど、格安航空ジェットスター・パシフィック(JPA)が耳と言葉の不自由な乗客2人の搭乗を拒否した問題について、「JPAは2人の身体障害者に謝罪するべき」との見解をベトナム身体障害者孤児支援協会に回答した。
これは7月22日午前、ホーチミン市のタンソンニャット空港でJPAの中部フエ市行きの便に乗ろうと搭乗手続きを行おうとした2人の身体障害者が搭乗を拒否されたもの。同航空の地上係員は2人にチケットの払い戻し手続きを行うよう指示した。しかし2人は同日午後3時発のベトナム航空便でフエに向かった。この出来事を受けて身体障害者孤児支援協会がベトナム航空局に質問状を送っていた。航空局はJPAに対し、二度とこのような対応を取らないよう指導した。
JPAは9日、ルオン・ホアイ・ナム社長名の謝罪状を2人の乗客に送付するとともにそれぞれに50万ドン(約2500円)相当のクーポン券をプレゼントしたことを明らかにした。