公安省によると、昨年、武器や爆発物などの違法な所持・使用・売買・製造に関連して発生した事件は345件で、事件の被害者は死者105人、負傷者128人、また逮捕者は449人に上っている。 今年の上半期(1~6月)もこうした事件は後を絶たず、発生件数は前年同期より69.5%も増加、特に北部のハイフォン市、クアンニン省、ランソン省などで集中的に発生している。
こうした事態を受け、グエン・タン・ズン首相は先ごろ、武器や爆発物などの管理強化に関する指示902/CT-TTg号に署名した。それによると、ズン首相は各関連省庁や各省・中央直轄市人民委員会の長に対し、国境地域、駅、バスターミナル、港、空港、市場、交通機関などでの検査を強化し、武器、爆発物、犯罪に使用される恐れのある道具類、危険ながん具について、違法な製造・売買・運搬・所持・使用を速やかに発見・阻止するよう指示している。
ズン首相はまた、公安省、最高人民検察院、最高人民裁判所、司法省の各機関に対し、ショットガン・自作銃・刀剣類・危険ながん具など現行の法律では規定されていない各種武器の違法な製造・売買・運搬・所持・使用に対する刑事処分について共同指導通知を公布するよう指示した。