グエン・タン・ズン首相はこのほど、「2025年までの都市・工業団地の下水開発方針および2050年までのビジョン」を承認した。この中で首相は各都市に対し、下水費を水道料金の10%以上に設定し、2015年までに下水システムの維持管理に充てる十分な費用を徴収するため、下水費引き上げスケジュールを作成するよう指示している。
開発方針では、2015年までに第2級以上の各都市で雨季に発生する恒常的な浸水問題を解消するとともに、下水普及率を現行の50~60%から70~80%に引き上げるとしている。また第3級以上の各都市で、生活排水の40~50%の排水処理を行い環境基準を達成することを目標に掲げている。
さらに、2025年までに各都市・工業団地で排水の20~30%を、街路樹への水遣りや道路清掃などに再利用するとしている。