11日午前6時ごろ、北中部タインホア省ドンソン郡ニョイ町の住民約700人が、新都市区建設予定地のガック橋周辺に集結し、建設省傘下住宅都市投資開発総公社(HUD)の工事を妨害する騒動となった。住民らは新都市区建設工事によってガック橋とカオ橋を結ぶクアンスー通りがつぶされることに反対している。
これに対し、ドンソン郡人民委員会はタインホア省警察や各関係機関の協力を得て秩序の維持に乗り出し、住民が設置したバリケードやプラカードを取り除く作業を行った。
ドンソン郡人民委員会のブイ・ドク・チャウ主席は、HUDの新都市区建設案件はタインホア省人民委員会が認可した事業で、建設予定地に居住していた514世帯はすでに立ち退き補償金を受け取っていると今回の騒動に不快感を示している。
一方住民側は、ガック橋が最近完成したばかりであることや、クアンスー通りがつぶされると橋が橋として機能しなくなり、外部との往来が不便になることなどを理由に工事の中止を求めている。