東南部バリア・ブンタウ省環境保護支局は9日、同省チャウドク郡ダーバク村の畑地に不法投棄された約20トンの有害廃棄物の回収作業を実施した。回収された廃棄物は粉末状で、青、黄、赤、黒などの色がついており、多数のドラム缶に10~50キログラムに分けて詰められていた。また、多くのドラム缶にホーチミン市のタンロイ縫製工場のマークが残されていた。
地元住民の目撃証言によると、7日午後8時ごろ、ホーチミン市ナンバーの乗用車1台と保冷車4台が不法投棄現場に停車し、防護服に身を包んだ複数の作業員が保冷車に積んであったドラム缶を降ろしていたという。通報を受け地元警察が現場に駆けつけたが、これらの車両は既に逃走していた。
同省環境保護支局は投棄された廃棄物のサンプルを採取し分析を行っている。また、同省環境警察局も捜査を進めている。