メコンデルタ地方バクリエウ省農業農村開発局は15日、同省バクリエウ町ニャーマット地区にあるバクリエウ野鳥園を一時閉鎖し、観光客の訪問をしばらく受け付けないことを決めたと明らかにした。
同園では8月23日に多数の鳥が死んでいるのが発見された。同省獣医当局は鳥インフルエンザウイルスH5N1への感染を疑い検査したところ、結果は陰性だったという。しかし死因はまだつかめておらず、現在も1日平均20羽の鳥が死んでいる。同省では国の獣医局に事態を報告するとともに、原因究明調査への支援を要請した。
バクリエウ野鳥園は面積約400ヘクタール、うち19ヘクタールが原生林で絶滅危惧種1種を含む46種類の鳥が生息している。