ハノイ市公共医科大学の調査により、公立病院で働く医師の6割が個人診療所を開くか民間病院でアルバイトをしていることが分かった。保健省診察治療局のリー・ゴック・キン局長はアルバイトが多い理由について、公立病院に比べ民間病院や個人診療所の収入や待遇がよい点を挙げている。
アルバイトにとどまらず、公立病院から民間病院に転職する医師も多い。保健省によると、過去3年間にホーチミン市の公立医療機関では職員550人が退職し、276人が公立から民間の医療機関に転職したという。一方ハノイ市では、現在公立医療機関に勤務している医師1284人が個人診療所を開設している。