南中部クアンナム省総合病院で使用期限切れの抗生物質が使われていたことが発覚し、医師や患者らの間で不安が広まっている。同病院では6月下旬に仕入れた抗生物質を医師が使用しようとしたところ、使用期限が切れていることに気が付きすぐに使用を中止した。
この製品はインド製の炎症予防のための点滴薬で、期限切れ発覚後すぐに病院内で回収し廃棄処分したという。同病院のファム・ゴック・チュン院長は「問題発覚が早かったため、幸い深刻な事態にはならなかった」と語っている。同省保健局はこの事実を認め、十分な調査のうえ責任の所在を明らかにするとしている。