国家監査院はこのほど、2006年10月1日から1年間に発覚し国会に報告された汚職関連事件は406件で、合わせて826人が摘発され、損害額は2860億ドン(約21億円)に上ることを明らかにした。しかし、回収できた金額は700億ドン(約5億円)に過ぎないという。
汚職関連事件のうち、横領・着服が56.1%を占めている。主な事件としては、運輸省第18プロジェクト(PMU18)の元管理局長による約30億ドン(約2200万円)の横領や、メコンデルタ地方バクリエウ省郵便局での153億ドン(約1億円)の公金横領などがあった。このほかにも数十億ドン(数千万円)単位の横領・着服発覚が相次いだ。