ホーチミン市の高級マンション「ザ・マナー」のAE305号室でトイレの下水が逆流し、同室の住人が同じマンションの別の部屋への移動を希望している問題(※関連ニュース参照)に関して、住人のビンさんと販売会社のビテクスコはこれまで3回にわたって協議を行ったが不調に終わった。
3回目の協議は13日に同市ビンタイン区の第22地区人民委員会で行われた。この席でビテクスコ側は、販売した部屋に生じた問題は修理する責任があるだけで、交換や返還は認められないと、ビンさんの要望を突っぱねた。同社はビンさんに、AE305号室を第3者に売却し、今より少し広い部屋を購入するよう提案した。
一方、ビンさんは今より大きな部屋は必要ないとしてこれを拒否。さらに、逆流の原因はマンション建設時の建設資材のくずが下水管に詰まっていたためで、ビンさん家族の使い方に問題があったわけではないにも関わらず、ビテクスコ側のこの対応は納得できないとして、より上級の機関に調停を依頼することを決めた。