北西部ディエンビエン省のラオス国境近くで2日、マグニチュード(M)4強と推定される地震が2度発生した。これらの地震による被害は確認されていない。地球物理研究所によると、午前9時ごろM4.7の地震を観測、震源地はベトナム国境からかなり離れたラオス領土内とみられる。同日午後にも、余震とみられるM4.1の地震が発生した。
同研究所のグエン・ゴック・トゥイ所長によると、約2週間前にもM3.8の地震を観測したという。2001年にはM5.3の地震が発生し、ディエンビエン町で大きな被害が出た。ベトナム北西部は国内における地震発生の危険が最も高い地域で、ディエンビエン市など7箇所が地震発生危険地区とされている。