鳥インフルエンザが再発生したメコンデルタ地方のカマウ省で、死んだニワトリを食べた親子4人が発熱やせきの症状を訴え、ナムカン総合病院に収容された。同病院は4人を隔離しインフルエンザの治療体制をとっている。
同省ナムカン町在住の女性(37歳)とその3人の子ども(13歳、7歳、3歳)は入院の1週間ほど前、飼っていたニワトリが死んだため、これを食べたという。その2日後から2人の子どもが熱を出して入院し、その後母親ともう1人の子どもも入院した。親子の飼っていた6羽のニワトリは次々に死に、近所の家のニワトリにも被害が出ているが、原因は分かっていない。現在この4人の親子は呼吸困難には陥っていないが、同省保健局は、4人を病院に隔離して治療し、検体の病理検査の結果を待っている。