ダラット市内の高校で、男性教師が生徒に殴る蹴るの体罰を加え、生徒が救急病院で手当てを受けていたことが分かった。目撃者の証言によると、男性教師に呼ばれて職員室に入って来たチー君(16歳)が椅子に腰を下ろした途端、その教師はいきなりチー君の顔や頭を殴り、さらに腹部や尻に蹴りを入れた。
あまりに突然の出来事だったため、周りにいた教師はすぐに止めることができず、ようやく別の教師がチー君を職員室の外へ連れ出した時には、チー君の顔や服は血だらけだったという。チー君は血を洗い流した後そのまま教室に戻されたが、その後家族により救急病院で検査したところ、鼻の骨にひびが入っていることが分かった。幸い他に異常は見られなかったが、チー君は体のあちこちに痛みを訴えている。
この件に関して学校側は、この教師に報告書の提出を命じ、提出されない場合は停職処分にする、と発表した。