国境警備隊、公安幹部がこれまでにヘロインやアヘン、武器の不法売買に関与した事件で、公安省の特別捜査機関はこのほど検察院に対し、国境警備隊、公安幹部を含む52人を起訴するよう求めた。
調査によると、1992年、北部ハザン省国境警備所において同所長を含む4人の職員が、アヘン5.3キロを売買し、530万ドン(約4万1000円)の利益を得た。
さらに1995年には同省の公安幹部がアヘン5キロを密売したほか、国境警備隊幹部 5人と公安職員が複数のブローカーを通じて、合計1トンもの麻薬取引に関わったとされる。麻薬はほとんどがラオスからベトナムに運び込まれ、中国へ転売された。
また、これらの容疑者の中には2002年に公安省が保有する拳銃を密売し、1億1000万ドン(約84万6000円)の利益を得た者も含まれている。