言論の自由やジャーナリストの権利保護活動をしている非政府組織「国境なき記者団」(本部・パリ)は10月26日、「報道の自由ランキング」を発表した。
それによると調査対象国167カ国中ベトナムは161位で最も報道の自由と権利が保障されていない国々の1つにランキングされた。
「国境なき記者団」によると、最も報道の自由が保障されている地域はデンマーク、フィンランド、アイルランド、アイスランド、オランダ、ノルウェー、スロバキア、スイスなどの北欧地域でこれら8カ国が同率で首位に収まった。
これとは対称的に報道自由度の低い国々にはベトナムを含めた中国・東南アジア各国が顔を連ねており、中国(162位)、ミャンマー(165位)などなっている。
このランキングは世界各国の報道協会14組織、報道記者、専門家、人権活動家に対し行なった世界167カ国の報道に関する52の質問回答を採点し発表されている。
この結果に対しベトナム外務省は、「調査結果には客観性がなく信頼性に乏しいとし、ベトナム政府は国民の基本的自由を保障しており、言論の自由、報道の自由、集会の自由、宗教の自由も憲法により保障されている」と、この結果に反論している。
※日本は42位、そして最下位は昨年に引き続き北朝鮮でした。