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- ランソン省の国道で旅客バスが暴走
- 逃走劇を捉えた動画がネットで話題に
- 運転手からアルコール・麻薬検知されず
東北部地方ランソン省を走る国道1号線で25日、スピード違反で停車を指示された旅客バスが暴走して、進路を阻もうとするパトカーに追突しながら逃走を図る事件が発生した。逃走劇の模様を捉えた動画がネット上に投稿されて話題となっている。
交通警察によると、事件は同日午後1時ごろに発生した。交通警察は、北部紅河デルタ地方バクニン省出身のN・V・Gさん(男性・50歳)が運転する旅客バスが、制限速度を大きく超えて走っているのを発見。制限速度は時速50kmだったが、旅客バスは時速75kmで走行していた。
交通警察が運転手に停車を指示したところ、運転手はこれを無視して逃走。交通警察はパトカーを走らせて暴走バスの前方に回り込んで進路を阻んだが、バスはこれを避けようと蛇行運転を繰り返し、パトカーの後部に何度も接触して車両を破損させた。
ようやく諦めて停車した旅客バスと運転手を調べたところ、旅客輸送業で規定された監視カメラを搭載せず、運送契約書も持たずに違法操業している車両であることが発覚した。なお、運転手からはアルコールと麻薬は検知されなかった。地元警察は現在、運転手の身柄を一時拘束して規定に従った処分の手続きを行っている。