ホーチミン市警察刑事警察部(PC02)は7日、同市7区タンフォン街区ファムタイブオン(Pham Thai Buong)通りにあるレストラン「ラグジュアリー・ビジネス・クラブ(Luxury Business Club)」で、韓国人らが元締めとなる大規模な売春ルートを摘発したと発表した。
同事件では、韓国人とベトナム人合わせて10人が売春仲介容疑などで逮捕された。問題のレストランは2020年にオープンし、韓国人オーナーのソン・テフム容疑者(男・47歳)が運営していた。従業員は230人近くに上り、内訳はウェイトレス180人、ウェイター30名、残りはマネージャー、マミー、キッチンスタッフ、運転手、受付、レジ係などだった。
ウェイトレスらは売春婦も兼ねており、食事後に買春を希望する客がいれば、滞在するホテルやマンションなどを訪問して性的サービスを提供。高級車による送迎から食事、売春に至るまでのワンストップサービスを「良心価格」で提供するとして、レストランは大繁盛していた。
なお、同レストランでは韓国人客のみを受け入れており、入店するにはパスポートの提示や紹介人が必要だった。サービス料は1回につき380万VND(約2万3200円)だったという。
警察はこれに先立つ3日、張り込み捜査を経て、7区ホテルの立ち入り検査を実施し、売春婦4人が韓国人の男4人に性的サービスを提供していたところを摘発していた。