イメージ写真 写真の拡大. |
第2ハノイ眼科病院はこのほど、「伝統療法」として負傷した目に母乳を垂らされて左眼に重度の感染症を患い、失明した8歳の少年(東北部地方カオバン省在住)を受け入れた。
家族によると、少年は友人と鉄の棒で遊んでいたところ、運悪く棒で目を突いてしまった。目からは少量の出血があったものの、この時はまだぼやけて見えていた。しかし、翌朝になって患部が腫れて目やにだらけになったため、母親が「伝統療法」として隣人の母乳をもらって少年の目に垂らした。
しかし、治療の効果があるどころか、その日の午後には、少年の目はさらに腫れ上がり、患部からはピンク色の液体が出るなどして、左眼は何も見えなくなってしまった。
地元の病院を受診したところ、重度の感染症と診断され、そこでは治療できなかったため、第2ハノイ眼科病院に転送された。同病院の医師らは、少年の左眼は視力が完全に失われており、眼球摘出が必要と結論づけた。