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北中部地方ゲアン省タインチュオン郡警察は28日、同郡にあるタインチュオン中学校の校庭で、女子生徒がバックしてきた乗用車にはねられて死亡する事故が発生したと明らかにした。
死亡したのは、同校に通う6年生(ベトナムの中学1年生、日本の小学6年生に相当)のTさん。Tさんは同日昼頃、中秋節のプレゼントを受け取った後、校庭で母親が迎えにくるのを待っていた。
ちょうどその時、N・T・Hさん(同郡グエンシーサック高校の女性教師)が車で子どもを迎えにきて、タインチュオン中学校の校門に到着。しかし、既に子どもは迎えにきた夫と一緒に帰宅した後で、Hさんは引き返すため、車を一旦校庭に入れて方向転換しようとした。
車をバックで運転していたところ、突然車が暴走し、すぐ後ろにいたTさんとバイクを勢いよくはねた。Tさんは、警備員詰め所の壁に叩きつけられて重傷を負い、バイクも大破。Tさんとバイクは車と壁に挟まれる形となった。
事故を起こしたHさんはパニックになり、運転席で呆然としていたため、自分で車を移動させることができず、周囲にいた人々はやむを得ず車のガラスを割ってHさんを降ろし、車を移動させた。重傷を負ったTさんは病院に緊急搬送されたが、そのまま息を引き取った。
Hさんは最近免許を取ったばかりで、バック時にブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性があると指摘されている。