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南中部高原地方ダクノン省ダクグロン郡クアンソン村(xa Quang Son, huyen Dak Glong)で25日午後6時半ごろ、保護者が息子の担任教師宅を訪れて、教師に暴行を加えるという事件が発生した。
暴行を受けたのは、村内にある高校で教師を務めるV・T・K・Qさん(女性)。Qさんを暴行したのは、彼女の教え子であるL・M・Q君(高校3年生)の父親L・M・Dさん。驚くべきことに、加害者のDさんも村内の中学校で教鞭を執っている教職者だった。
モンスターペアレントと化した男性教師に暴行されて負傷したQさんは、仲裁に入った隣人に救出され、医療施設に救急搬送された。
被害者のQさんによると、事件の発端は担当生徒のQ君が学習態度評価で「可」の判定を受けたことによるものだという。
Q君は1か月前、担任教師のQさんを侮辱する行為があり、学校風紀委員会の決定により、2022-2023年度の学習態度評価で「可」の判定を受けた。これは、教師への侮辱を含む複数回の風紀違反があったことを考慮してのもの。
ベトナムの学校の学習態度評価には「優」、「良」、「可」、「不可」の4種類がある。年度通年で学習態度の評価が「不可」の学生は留年することになる。高校3年生については、学習態度が「可」の場合、一部の大学へ出願することが認められない。
同事件をめぐり、地元警察は捜査を進めている。