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東南部地方ビンズオン省ベンカット町(thi xa Ben Cat)アンタイ村(xa An Tay)で16日午後、サーカスさながらに電線を渡る女性が現れて、落下を心配する人々で周囲は一時騒然となった。
午後6時ごろ、地元住民が電線を渡る40歳位の女性の姿を発見し、大勢の野次馬が集まった。心配する人々が女性に電線から降りるよう忠告したが、女性はこれを無視して電線を渡り続けた。
通報を受けて駆け付けた警察は、地元住民らと協力して女性を電線から降ろす方法を模索。また、若者らは大きなブルーシートを持ってきて、女性が落下した際に備えた。
約30分後、警察と地元住民らは、女性が渡っている電線に大型トラックを近づけると、若者らが屋根に上って女性を救出。女性は相変わらず電線にしがみついていたが、若者らが力ずくで女性を電線から引き剥がした。
なお、この騒動が発生していた当時、この地区には電気が通っていなかった。その後、問題の女性はこの周辺に住む無職のN・T・Hさん(40歳、同アンザン省出身)と判明。Hさんは、統合失調症を患っており、地元住民によると、病気のため日頃から精神が不安定だったという。女性が電線を渡ろうとした理由は分かっていない。