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南部メコンデルタ地方ドンタップ省警察は16日、ライブン郡ホアロン村(xa Hoa Long, huyen Lai Vung)にある家畜・家禽取引所の立ち入り検査を実施し、出所不明の解体済み冷凍ネコと生きたネコを大量に発見した。
解体済みの冷凍ネコは約4t、生きたネコの数は約480匹に上った。冷凍ネコは冷凍倉庫で保管され、生きたネコはトラックに詰められた状態で見つかった。
取引所の代表を務めるT・T・Nさん(女性・63歳、北部紅河デルタ地方ハイズオン省出身)が取り調べに対し供述したところによると、生きたネコはホーチミン市で売りさばき、冷凍ネコはネコの骨を原材料とする漢方薬「猫骨膏」の製造のため北部に輸送する予定だったという。
この取引所と冷凍倉庫は、獣医衛生証明書を取得しておらず、発見されたネコの出所を証明する書類も提示できなかったことから、警察は冷凍ネコを押収・処分した。生きたネコについては、取引所に対し健康観察と予防接種を求めた。