(C)Tien Phong |
ハノイ市警察は現在、関連当局と協力して、放牧中の水牛が女性を襲った様子を録画したとされる動画について調べを進めている。
これは1月19日朝、同市ドンアイン郡ハイボイ村の堤防に設置された防犯カメラが捉えたもの。水牛に襲われたのは、北部紅河デルタ地方タイビン省出身の女性D・T・Tさん(30歳)。
Tさんによると、買い出しのため、バイクで市場に向かっていると、堤防上の交差点付近で水牛と遭遇した。水牛はTさんの前にいた女性に向かって突進したが、足を滑らせたため、方向を変えてTさんに向かってきた。
Tさんは水牛がいるのに気づくと、バイクのエンジンを切って、その場から逃げようとしたが、間に合わず水牛の体当たりを受けて堤防から転がり落ち、気を失った。Tさんは近隣住民らによって、市内の第2中央熱帯病院に搬送された。なお、水牛はTさんを襲った後、堤防から駆け下りて、そのまま走り去った。
水牛の突進を受けたTさんは、肝臓を損傷して入院し、2月6日に退院した。Tさんは近隣住民に頼んで自分が襲われた様子を映した動画を集め、SNSに投稿。不幸な事故に巻き込まれないよう、道で水牛を見かけた際には決して近づかないようにと警鐘を鳴らした。