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西北部地方ソンラ省イエンチャウ郡チエンハック村(xa Chieng Hac, huyen Yen Chau)で妻の連れ子に性的暴行を加えた男が妻に局部を切断された事件で、妻のハー・ティ・グエット容疑者(女・36歳)が傷害容疑で在宅起訴された。同郡警察が11日に明らかにした。
警察は、グエット容疑者が大きな精神的打撃を受けた状態で罪を犯したこと、前科がないこと、幼い子供を養育中であることを考慮し、捜査中は容疑者を逮捕しないこととした。
局部を切断されたグエン・バン・ホアン容疑者(男・29歳)は、既に妻の連れ子への性的暴行容疑で逮捕され捜査を受けている。
グエット容疑者とホアン容疑者は結婚して子供2人をもうけ、グエット容疑者の連れ子のH・T・R・Lさん(女性・15歳)も一緒に家族でチエンハック村に住んでいた。
義娘であるLさんとの性行為を望んでいたホアン容疑者は2020年8月、フェイスブック(Facebook)上に偽名でアカウントを作成し、Lさんを口説いた。Lさんが心を許したと見るや、この少女に対し身体の部位の写真と動画を撮影して送信するよう誘導した。その後、自身のメインアカウントからLさんに連絡を取り、Lさんの写真や動画をインターネットに流出させると脅迫し、性行為を強要した。
写真と動画の流出を恐れたLさんはやむを得ず、2020年8月26日から2022年3月19日にかけての期間に複数回にわたりホアン容疑者と性交渉をもった。
一方、グエット容疑者は、置いてあったはずの現金がなくなることが多かったことを不審に思い、3月19日午前に自宅の寝室に監視カメラを設置した。そして同日午後、監視カメラの映像から、夫と娘が自分のベッドで関係を持っていたことを確認。20日未明に刃物でホアン容疑者の局部を切断して捨てた後、同郡警察に出頭して自首した。
ホアン容疑者は陰茎と陰嚢が全て切断されたが、切断された局部が見つからなかったため、接合手術は断念し、医師らは尿道を整形する形で対応した。鑑定では、身体の損傷率が72%に達していると結論付けられた。