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南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市を訪れたマレーシアのインフルエンサーであるシウ・プイイ(Siew Pui Yi)さんが最近、ズボンを履かずに下着を露出したセクシーなアオザイ姿で撮影した写真をSNS上に投稿した。ネット上ではこの写真に対し、賛否両論が巻き起こっているが、ベトナムのネチズンの多くは「下品極まりない」と憤慨している。
ベトナムの民族衣装アオザイは本来、丈の長い上衣と長ズボンをセットで着用するものだ。プイイさんは、ホイアン市の旧市街を流れるホアイ川を運航する小舟に乗りながら提灯を手に持ち、下着を見せびらかして恍惚とした表情を浮かべていた。
これを見た多くのベトナム人ネチズンが、「この服装は世界遺産の古都ホイアンに相応しくない」と反発。「ベトナムの伝統的な民族衣装のイメージを著しく汚している」「セクシーな服装をするのは結構だが、それにアオザイを利用するな」「小舟の所有者は、こんな格好の女性を何故そのまま乗せたんだ?」などの書き込みが寄せられた。
また、ホイアン市のファンページは、「どこのどなたか存じませんが、ベトナムのホイアンにいらした際は、当地の伝統や文化に敬意を払うべきです。服装には正しい着こなしというものがあります。それがベトナムの伝統衣装なら尚更のことです」とコメントした。
プイイさんが投稿したセクシーなアオザイ姿の写真は4月5日昼までに600人以上がシェアし、180万件以上のコメントが寄せられていたが、その大半がネガティブな反応だった。その後、彼女は該当の写真をSNSから削除し、自身のフェイスブック(Facebook)ページにベトナム語を含む3か国語で謝罪文を投稿した。なお、プイイさんのSNSのフォロワー数は、インスタグラム(Instagram)が約1740万人、フェイスブックが約67万人となっている。
ホイアン市で撮られたセンシティブな写真や動画が議論の的になるのはこれが初めてではなく、過去にも旧市街で半裸の女性がビデオ撮影して批判を浴びたことがある。