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メコンデルタ地方カマウ省のゴックヒエン郡ビエンアンドン村に住むホー・バン・チュンさん(男性・35歳)は、公式記録こそないものの、ベトナムで最も身長が高い男性とされている。その身長は250cmを超えていたが、最近計ったところ、なんと5cmも伸びていたという。
チュンさんは2018年10月、同省総合病院に入院して慢性腎不全の治療を受けていた。その時点では身長250cmだったが、先日の再検診で身長を計ったら255cmになっていた。
病院には、入院したチュンさんが横になれるようなサイズのベッドがなかったため、チュンさんの父親が長さ260cmのベッドを特注して病院に設置してもらった。しかし、せっかくの特注ベッドも、このまま身長が伸び続ければ、じきに使えなくなってしまうだろう。
父親によると、少年時代のチュンさんは健康な普通の男の子で、他の子どもたちと変わらない発育状態だったという。しかし、17~18歳の時にひどい高熱を出して、地元の医師から治療を受け、注射を打ったり、薬を飲んだりしていた。
その後、病気は治ったものの、以来なぜか身長が伸び続け、動きも鈍くなっていったという。6年以上前に健康診断を受けた際は、身長が235cm、体重が110kgになっていた。
チュンさんは地元でエビ養殖をしながら生計を立てている。気が優しくて親孝行な男性だが、日増しに巨人化していく体を見て、自己憐憫の情にかられる毎日を送っているという。