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2日午前4時30分ごろ、メコンデルタ地方カントー市ビンタイン郡タイントイ村のランセン橋で、対向車との衝突を避けようとした長距離バスが欄干に乗り上げ、宙に浮いた状態の車内に乗客30名が閉じ込められる事故が発生した。
事故発生時、メコンデルタ地方キエンザン省ラックザー市からカントー市に向かって走行していたトラックが同橋を渡り終える手前で、正面から長距離バスが接近。橋幅は狭く車両1台が通れるほどしかなかったため、長距離バスの運転手は衝突を避けようとハンドルを切ったところ、右側前方のタイヤがカーブを描いた橋の欄干に乗り上げ、左側もトラックの側面に押し上げられて宙に浮き、車体が地面に対して約45度傾いた状態となった。
同日午前8時ごろまでに、車内に閉じ込められた約30名の乗客は運転手や地元住民らにより全員無事に救出され、欄干に乗り上げた長距離バスもクレーン車により現場から撤去された。幸いにもこの事故による負傷者は出なかったが、長時間にわたり同橋周辺の交通に支障をきたすこととなった。