(C) nld 主犯格のグエン・タイン・ドー被告 写真の拡大. |
ホーチミン市警察は14日、6年間にわたり逃亡していた日本人観光客狙いの強盗グループの共犯1人が自首したことを明らかにした。自首したのは、同市ビンタイン区にあるカラオケ店の元マネージャーのグエン・マン・クオン容疑者(男)。これにより、同強盗グループのメンバー全員がようやく逮捕された。
これに先立ち、ホーチミン市最高人民裁判所は、2008年12月に逮捕されていた同強盗グループの男5人に禁固7~18年の判決を言い渡した。主犯格のグエン・タイン・ドー被告(男・25歳)は、クオン容疑者と共に強盗の計画を立て、日本語に堪能だったドー被告が同市中心部で観光ガイドを装って日本人観光客と親しくなり、クオン容疑者が働いていたカラオケ店へ誘い出す手口で、強盗行為を繰り返していた。
なお、同強盗グループは2008年1月ごろから同様の手口で日本人観光客を狙った犯行を20件以上も重ねていたが、このうちクオン容疑者は5件に関わり、奪った総額は2億2700万VND(約115万円)にも上るという。